秋分の日も過ぎ、暑さも和らいできました。
『暑さ寒さも彼岸まで』という慣用句がありますが、本当に良くできた言葉だなとこの季節が来るたびに感心します。

少し前の話題になりますが、ニホンカワウソが絶滅種に指定されたというニュースを聞きました。
ニホンカワウソ
環境省が、絶滅の恐れのある野生生物を調べた「レッドリスト」の見直しを行い、
ニホンカワウソを長期に渡る絶滅危惧種から「絶滅種」に指定されたそうです。

レッドリストとは、日本に生息または生育する野生生物について、
専門家による検討会が、個々の種の絶滅の危険度を科学的・客観的に評価してリストにまとめたもので、およそ5年おきに見直しが行われています。

レッドリストでは、絶滅の危機にある種のこと絶滅危惧種、すでに絶滅してしまったと考えられる種の場合は絶滅種というカテゴリーに分類されます。

ニホンカワウソは1964年から国の天然記念物に指定されており、最後に目撃されたのはなんと1979年。
それ以降、カワウソのような比較的大きな哺乳類が長期にわたり目撃情報が無いことや、
生息確認調査においても生息の手がかりが掴めない事から今回、絶滅したという判断に至ったようです。

絶滅の原因として大正から昭和初期にかけて毛皮目当てでの乱獲や、高度経済成長期の環境汚染などが挙げられます。

昭和に生息していた哺乳類が絶滅種に指定されるのはこのニホンカワウソが初めてだそうです。



さらに驚いたのは、日本各地の河口域に生息していたハマグリが今回の見直しで、レッドリストに絶滅危惧種として追加されました。
こちらも1,980年代以降、干潟の埋め立てや護岸工事などで生息環境が悪化して数が急減。
今では、スーパーなどでよく見かけるハマグリのほぼすべてが、中国や韓国などからの外来種だそうです。


これらのニュースを聞いて、ほんの20年から30年の間だけでも急速に自然環境が変化していることを改めて実感しました。
背景には、私たち人間が一番大きな影響を及ぼしていると思います。
これを機会に、私たち一人一人が自然環境の為に何ができるのか常日頃から考えていければと思います。

追記
先日、休みを頂いた際に北海道までイトウを釣りに行ってきました。


こちらもレッドリストでは絶滅危惧種に指定させています。
いつまでのこの魚が暮らせる環境が続けばと願っています。